2007年 03月 18日
満腹30倍 |
常に飴玉やガムを口に含む習慣がないものだから、私はそれらを人にすすめられると、
なんだかとっても嬉しくなる。
理由はわからないけど、彼らのかばんの中にはいつでも飴玉やガムなんかが入っていて、
「飴なめる?」とか、「ガムどう?」とかいうのが、ものすごくエレガントに見えたりもする。それはとても自然なやり方だから、恐縮しながら差し出した私の手のひらに、ぽとりとひとつ飴玉を落す彼らの姿に、私は一瞬マリーアントワネットの幻想を見る。
喉が痛いな、とか感じている時に偶然を装って、のど飴なんかをさり気なく手渡せたら、女っぷりもあがるだろうに。
でも私の机のなかで静かに息をひそめているこの飴は、やっぱり誰にもあげられない。
なんだかとっても嬉しくなる。
理由はわからないけど、彼らのかばんの中にはいつでも飴玉やガムなんかが入っていて、
「飴なめる?」とか、「ガムどう?」とかいうのが、ものすごくエレガントに見えたりもする。それはとても自然なやり方だから、恐縮しながら差し出した私の手のひらに、ぽとりとひとつ飴玉を落す彼らの姿に、私は一瞬マリーアントワネットの幻想を見る。
喉が痛いな、とか感じている時に偶然を装って、のど飴なんかをさり気なく手渡せたら、女っぷりもあがるだろうに。
でも私の机のなかで静かに息をひそめているこの飴は、やっぱり誰にもあげられない。
by natsu-daisuki
| 2007-03-18 00:03