2015年 01月 31日
◆母娘フランス放浪記◆モン・サン・ミッシェル 幻の子羊プレ・サレを食す |
モン・サン・ミッシェルで是非とも食してみたいグルメは、プレ・サレと呼ばれる子羊です。フランス語でプレは「牧草」、サレは「塩分」を意味しており、プレ・サレとは「塩分を含んだ牧草」を食べて育った子羊のことを指します。
満潮時、沿岸の牧草地は海の底に沈みます。やがて潮が引くと海水のミネラルを豊富に吸収した牧草が顔を出します。その牧草を食べて育った羊の肉は、柔らかくほのかに塩の味がするといわれています。
プレ・サレはパリの一流レストランでもなかなかお目にかかれないほど希少なもので、メニューにプレ・サレと冠せらようものなら値が一気に跳ね上がります。
モン・サン・ミッシェル周辺にはこのプレ・サレを味わえるレストランが点在しており、なかでも、店名がそのものズバリの、ル・プレ・サレ(Le Pre Sale)は、正統派で間違いがないと評判も良く高い人気を誇ります。滞在したホテルのレストランでもプレ・サレがいただけるということで、早速ディナーを予約、幻の子羊とご対面です。
前菜、メイン、デザートのトラディションコースです。ひとり55ユーロ。ユーロ高でなければお得なコースです。
サーモンのサラダは目で見る以上に質感ありすぎ。
メインにお待ちかねのプレ・サレのローストです。
羊肉好きの私の経験から言って、骨付きローストの場合、その4割が骨で、残り6割のうち1割が関節に絡みついた肉であるゆえ、正式肉はたった5割です。ですから羊肉の見た目には騙されてはいけません。一瞬多いかなと思っても、実際は半分。ぺろりといけちゃうものなのです。という経験則がまったく通用せず、むしろ逆を行くのがプレ・サレ。
案外小さいのね、と実は心の中で思ってたのですが、引き締まった肉の弾力がハンパなく、強烈な歯ごたえ。密度が濃く肉を刺したフォークが重い。自分史上初めてのことですが半分以上残してしまいました。
味については、独特の羊臭さがなく羊好きとしてはちょっと残念。上品な子羊でももうちょっと臭いはず。塩味を感じるかと聞かれると、私の舌では肉からのミネラル要素を感知できませんでした。それでも肉料理としては極めて完成度が高く、ローストにすることで適度に脂の乗ったプレ・サレの良さが引き出されているように思います。ドカンというインパクトはないですが、品の良い味わいです。食べて損はないと思います。
デザートにはアップルタルトです。
満潮時、沿岸の牧草地は海の底に沈みます。やがて潮が引くと海水のミネラルを豊富に吸収した牧草が顔を出します。その牧草を食べて育った羊の肉は、柔らかくほのかに塩の味がするといわれています。
プレ・サレはパリの一流レストランでもなかなかお目にかかれないほど希少なもので、メニューにプレ・サレと冠せらようものなら値が一気に跳ね上がります。
モン・サン・ミッシェル周辺にはこのプレ・サレを味わえるレストランが点在しており、なかでも、店名がそのものズバリの、ル・プレ・サレ(Le Pre Sale)は、正統派で間違いがないと評判も良く高い人気を誇ります。滞在したホテルのレストランでもプレ・サレがいただけるということで、早速ディナーを予約、幻の子羊とご対面です。
前菜、メイン、デザートのトラディションコースです。ひとり55ユーロ。ユーロ高でなければお得なコースです。
サーモンのサラダは目で見る以上に質感ありすぎ。
メインにお待ちかねのプレ・サレのローストです。
羊肉好きの私の経験から言って、骨付きローストの場合、その4割が骨で、残り6割のうち1割が関節に絡みついた肉であるゆえ、正式肉はたった5割です。ですから羊肉の見た目には騙されてはいけません。一瞬多いかなと思っても、実際は半分。ぺろりといけちゃうものなのです。という経験則がまったく通用せず、むしろ逆を行くのがプレ・サレ。
案外小さいのね、と実は心の中で思ってたのですが、引き締まった肉の弾力がハンパなく、強烈な歯ごたえ。密度が濃く肉を刺したフォークが重い。自分史上初めてのことですが半分以上残してしまいました。
味については、独特の羊臭さがなく羊好きとしてはちょっと残念。上品な子羊でももうちょっと臭いはず。塩味を感じるかと聞かれると、私の舌では肉からのミネラル要素を感知できませんでした。それでも肉料理としては極めて完成度が高く、ローストにすることで適度に脂の乗ったプレ・サレの良さが引き出されているように思います。ドカンというインパクトはないですが、品の良い味わいです。食べて損はないと思います。
デザートにはアップルタルトです。
by natsu-daisuki
| 2015-01-31 00:00
| ▪️フランス