2007年 10月 07日
ル・デッサン / 牛込柳町 |
芸術の秋到来!
私は多くの天才画家の中でも、ゴッホが一番好きです。虚弱で脆い小さな人間がどうしてこんなに力強い絵を描けるというのか、もしくは力強い絵を描く人間にも弱い部分があるということなのか。内に秘められた生命力というものを、私は彼の生み出した作品やその短い生涯から強く感じます。
1ヶ月前に友人が予約を取ってくれた、ル・デッサンは、14席しかない小さなフレンチレストランです。
お店の名前がル・デッサンということからも、店内には街角や静物を描いたデッサン画が飾られていて、料理も食べてしまうのがもったいないくらい美しく見事です。
メニューは、素材と調理法だけが記されているようなありふれたものではなく、どれもその文章からはまったく想像がつかないもので、それでいて創作料理と言ってしまえるほど無責任ではなく、まるでゴッホの『タンギー爺さん』のように、それをユートピアではなくジャポニズムと言わしめるような実力と才能を感じます。
しばしメニューに見入る私たち。前菜・メイン・デザートをどれにしようか選ぶ友人の目は真剣そのもの。私は彼女と約3年間隣席で仕事を共にしましたが、こんなに熱の入った表情は業務上一切見たことがありません。
前菜2品、メイン、デザート。
ようやく決まったところで、おいしい絵画展の始まりです。
まずは前菜1品目。生クリームと細かく刻まれた生ハムのテリーヌ。濃厚な生クリームに生ハムの絶妙なアクセント。絵の具を何層にも塗り重ねた『星月夜』のようです。
前菜2品目は、さっぱりとしたホタテソースのカッペリーニ。う~ん、これは『麦畑』か。
いよいよメインは、赤ワインで煮込んだ国産豚。
この淵無しの深みは、そうですね。。。『オーヴェルの教会』といったところでしょうか。
最後のデザートは、チョコレートの焼き菓子。
スフレ状のあつあつのビターチョコレートに添えられたアーモンドアイスと生クリームも強烈な存在感。『アルルのゴッホの寝室』。
とかなんとか気取ってゴッホの作品を後付けしてみましたが、とにかくどれも芸術の秋に相応しい料理ばかりでした。
私たちのお腹も芸術的なふくらみを見せ、満開に咲き誇る『ひまわり』のようです。
食欲の秋到来!
私は多くの天才画家の中でも、ゴッホが一番好きです。虚弱で脆い小さな人間がどうしてこんなに力強い絵を描けるというのか、もしくは力強い絵を描く人間にも弱い部分があるということなのか。内に秘められた生命力というものを、私は彼の生み出した作品やその短い生涯から強く感じます。
1ヶ月前に友人が予約を取ってくれた、ル・デッサンは、14席しかない小さなフレンチレストランです。
お店の名前がル・デッサンということからも、店内には街角や静物を描いたデッサン画が飾られていて、料理も食べてしまうのがもったいないくらい美しく見事です。
メニューは、素材と調理法だけが記されているようなありふれたものではなく、どれもその文章からはまったく想像がつかないもので、それでいて創作料理と言ってしまえるほど無責任ではなく、まるでゴッホの『タンギー爺さん』のように、それをユートピアではなくジャポニズムと言わしめるような実力と才能を感じます。
しばしメニューに見入る私たち。前菜・メイン・デザートをどれにしようか選ぶ友人の目は真剣そのもの。私は彼女と約3年間隣席で仕事を共にしましたが、こんなに熱の入った表情は業務上一切見たことがありません。
前菜2品、メイン、デザート。
ようやく決まったところで、おいしい絵画展の始まりです。
まずは前菜1品目。生クリームと細かく刻まれた生ハムのテリーヌ。濃厚な生クリームに生ハムの絶妙なアクセント。絵の具を何層にも塗り重ねた『星月夜』のようです。
前菜2品目は、さっぱりとしたホタテソースのカッペリーニ。う~ん、これは『麦畑』か。
いよいよメインは、赤ワインで煮込んだ国産豚。
この淵無しの深みは、そうですね。。。『オーヴェルの教会』といったところでしょうか。
最後のデザートは、チョコレートの焼き菓子。
スフレ状のあつあつのビターチョコレートに添えられたアーモンドアイスと生クリームも強烈な存在感。『アルルのゴッホの寝室』。
とかなんとか気取ってゴッホの作品を後付けしてみましたが、とにかくどれも芸術の秋に相応しい料理ばかりでした。
私たちのお腹も芸術的なふくらみを見せ、満開に咲き誇る『ひまわり』のようです。
食欲の秋到来!
by natsu-daisuki
| 2007-10-07 02:42
| ▪️東京