2015年 02月 09日
◆母娘フランス放浪記◆美術館巡り オランジュリー美術館 |
三大美術館と並んで人気があるのがオランジュリー美術館。チュイルリー公園内にあり、あれが美術館かと見まごうほど小ぶりな建物ですが、所蔵作品のセンスはピカイチ!
印象派とポスト印象派の作品が収められていて、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、モネ、ピカソ、ルノワール、ルソーなどなど、至高の名画に出会えます。いうなれば、同じ趣向のオルセー美術館のスピンオフ版。ふたつの美術館を観覧できるお得なペア券も販売されています。
オランジュリー美術館を擁するチュイルリー公園はパリ市内にある最古の庭園です。17世紀に造園師アンドレ・ル・ノートルが、もともとあった庭園に手を加え典型的なフランス式庭園として蘇らせたのがこの公園の始まりです。アンドレ・ル・ノートルは造園の名手として知られており、ヴェルサイユ宮殿の庭園の設計も彼によるものです。また、「オランジュリー」とは「オレンジ」のことで、宮殿のオレンジ栽培の温室にちなんでいます。
美術館の目玉はなんといってもクロード・モネの描いた『睡蓮』が有名です。壁一面の睡蓮は美しく迫力があります。モネはこの睡蓮を自身の単なる作品と捉えるのでなく、見る人に力を与える作品であることを願っていたといいます。実際にモネがジヴェルニーの睡蓮に心を癒されたように、日常に疲れた人々が睡蓮の美しさで気力を取り戻してほしいと願ったのです。モネは作品を描いたのではなく、空間に泉を作り睡蓮を浮かべたのです。
モネは1926年に86歳で亡くなるまでの6年間、最期の最期までこの作品に筆を入れていたそうです。翌年、温室だった建物を、この『睡蓮』を収めるために美術館として大改修。自然光にこだわった建築で、空模様で表情が変わるその水面はまるで本物の泉のようです。
オランジュリー美術館|Musée de l’Orangerie
■閉館日:火曜日
■開館時間:9時~18時
■料金:9ユーロ
※オランジュリーとオルセー美術館のペア券: 16ユーロ(4日間有効)
※毎月第一日曜日は無料
■主な作品:ルノワール『風景の中の裸婦』(1883年)、セザンヌ『セザンヌ夫人の肖像』(1890年)、ルソー『人形を抱く子ども』(1904年)、モディリアーニ『ポール・ギョームの肖像』(1916年)、ピカソ『水浴の女』(1921年)、モネ『睡蓮』(1926年)
印象派とポスト印象派の作品が収められていて、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、モネ、ピカソ、ルノワール、ルソーなどなど、至高の名画に出会えます。いうなれば、同じ趣向のオルセー美術館のスピンオフ版。ふたつの美術館を観覧できるお得なペア券も販売されています。
オランジュリー美術館を擁するチュイルリー公園はパリ市内にある最古の庭園です。17世紀に造園師アンドレ・ル・ノートルが、もともとあった庭園に手を加え典型的なフランス式庭園として蘇らせたのがこの公園の始まりです。アンドレ・ル・ノートルは造園の名手として知られており、ヴェルサイユ宮殿の庭園の設計も彼によるものです。また、「オランジュリー」とは「オレンジ」のことで、宮殿のオレンジ栽培の温室にちなんでいます。
美術館の目玉はなんといってもクロード・モネの描いた『睡蓮』が有名です。壁一面の睡蓮は美しく迫力があります。モネはこの睡蓮を自身の単なる作品と捉えるのでなく、見る人に力を与える作品であることを願っていたといいます。実際にモネがジヴェルニーの睡蓮に心を癒されたように、日常に疲れた人々が睡蓮の美しさで気力を取り戻してほしいと願ったのです。モネは作品を描いたのではなく、空間に泉を作り睡蓮を浮かべたのです。
モネは1926年に86歳で亡くなるまでの6年間、最期の最期までこの作品に筆を入れていたそうです。翌年、温室だった建物を、この『睡蓮』を収めるために美術館として大改修。自然光にこだわった建築で、空模様で表情が変わるその水面はまるで本物の泉のようです。
オランジュリー美術館|Musée de l’Orangerie
■閉館日:火曜日
■開館時間:9時~18時
■料金:9ユーロ
※オランジュリーとオルセー美術館のペア券: 16ユーロ(4日間有効)
※毎月第一日曜日は無料
■主な作品:ルノワール『風景の中の裸婦』(1883年)、セザンヌ『セザンヌ夫人の肖像』(1890年)、ルソー『人形を抱く子ども』(1904年)、モディリアーニ『ポール・ギョームの肖像』(1916年)、ピカソ『水浴の女』(1921年)、モネ『睡蓮』(1926年)
by natsu-daisuki
| 2015-02-09 00:00
| ▪️フランス